ラマダン

 今日はモロッコのラマダンを体験しました。

文化の中に深く入りこんでいる為、ラマダンに合わせて、仕事の時間帯まで変えてしまうという徹底ぶりでした。一種のお祭りのようでした。本来の意味とは離れているようですが、人々は喜びに満ちていたので、それはそれでいいのかな。

イスラム圏のイスラム教は、日本の文化に溶け込んで本来とは違う形で習慣化してしまっている部分もある仏教や神教のように、本来の姿とは違った形で定着してしまった所がたくさんあるようです。間違った解釈や考え方が普通となっている現実があるのは残念ですが、一つの文化と見ればそれもありかもしれません。それは、他の宗教、例えばキリスト教でも同じで、文化や習慣だと言う方が正しい場合がけっこうあります。人々の生活と深く結びついている宗教を考える時には、そのことにもしっかり注意すべきだと思います。

『宗教』と聞くと、拒絶反応を示す人も多いですが、宗教を自分勝手な解釈をして、自分の生き方を悪い意味で正当化するする人がいたり、文化や習慣によって変に捻じ曲げられて定着した姿を見て、その為に持ってしまったイメージで判断をしている人が多いからだと思います。

実際は、誠実に、自分一人で生きているというおごりの気持ちでなく、生かされていると、謙虚な気持ちを持ち、そのことに感謝をしながら生きていく、ということを日々忘れない為、道に迷わない為に宗教がある、というのが本当のようです。宗教、と言う言い方ではなく、生き方の一つ、と考えればいいのでしょうね。

今回、ラマダンでは、ご飯について何食べようか考えたり作ったり食べたりする時間がない分、他のことに使える自由な時間が増え、実体験によって飢えている人たちや世界の状況について考えることができました。また、体の中をきれいにしたり、自己コントロール力を高める、という意味もあるようです。みなさんもぜひご体験を☆ってけっこう最初は大変だけど＾＾；

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