おじいちゃんち

先週から３日前くらいまでおじいちゃんの家に行っていました。

いつも子供の頃は、夏におじいちゃんの家で過ごしていたので、冬のこの時期に連泊するのはこれが初めてでした。県内だけど北の方なので、やっぱり寒かったです。携帯もインターネットも使えない、ちょっとそこだけ違う世界。周りにはお年寄りの方ばかりが住んでいて、空き家も何件かあります。冬ということもあって、一段と寂しい風景になってしまうかもしれませんが、私にはそれがとても愛おしく思えました。おじいちゃんと亡きおばあちゃんの生活を想像して、一人物思いにふけてました。ちょっとだけおじいちゃん達の人生を感じることができた気がしました。

毎日一人暮らしのおじいちゃんの為に、掃除をしたり、おじいちゃんが食べやすい物を作ってあげました。おいしい、と喜んで食べてくれる姿を見て、とても嬉しくなりました。おじいちゃんはいつでも前向きです。過ぎたことより、今の自分を見つめて、何ができるかを考え、いろいろと挑戦します。そんなおじいちゃんが大好きです。

また、コーヒーが大好きで、スペインから持ち帰ったコーヒーに、こちらで一緒に買ったとてもおいしい高級蜂蜜を入れて、ほぼ毎日飲みました。海外の話も大好きなので、会話がつきることはありませんでした。ちょっと遠出の買い物に行くと、一人ではこんなところまで来ることはないから、つれてきてもらってよかった、と言ってくれ、また、ちょっと元気が出てきたぞ、と、裏の雪の下にあったジャガイモを掘ってきてくれたり、おじいちゃんの生き生きとした姿を見ることができたことは本当に嬉しかったです。

一週間弱の滞在でしたが、帰る時はとても寂しかったです。またすぐに会いに行くからね。

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