大学院

突然ですが＾＾；なんと、こちらで、大学院に入ることとなりました。言語学研究科、です。

思い立ったのがつい最近のことで、事務に問い合わせた時にはもうすでに締め切りがあと数日、というところで、書類は間に合いそうにありませんでした。今回のは、２次募集のようなものだったので、もう始まっている授業もありました。状況的には厳しい状況でしたが、それでもなぜか、まだ大丈夫、入れる、と根拠のない自信を感じていました。

そこで、事務の方に紹介してもらって、ある先生に会いに行きました。その先生は、言語学の先生ではありませんが、日本語を話す事ができる人類学の先生です。日本人の奥さんを持ち、日本に１５年ほど住んだことがあるので、日本語はペラペラでした。あと、よくよく話を聞くと、東大を出て、慶応、東大の先生も勤め、スペインに戻り、今はグラナダ大学で教授をなさっている、とのことでした。でも、とても腰が低く、気さくで優しい方で、出来ることならなんでもするよ、と、少し離れた場所にある事務までついてわざわざ来て下さって、事務の人と話をつけてくれました。対応してくださって事務の方もとても親切で、すぐに必要書類をくれて、入る為に何をすればいいかを説明してくれました。学科長のところに行く必要がある、とのことだったので、日を改めて会いに行きました。人類学の先生が、メールでやり取りをしてくださって、会いに行く日時が決まりました。

でもその前に、まだ大学院についてわからないことがあり、また、学科についても迷っていたので、友達の知り合いに、スペイン人と日本人のハーフの方で、大学院の博士を卒業する方がいらっしゃったので、その方とアポをとり、話をしました。いろいろ親身になって考えてくださって、その方と話をしたことで、一気にいろいろなことが明確になりました。現実問題として、スペイン語力がまだまだだから、来年にしようかな、と思った瞬間もありましたが、いや、今したい！と思い、話を続けていると、自然と解決策や方向性がはっきりしてきて、やはり、当初の決意通り、今年から始めることにし、学科も、言語学に決めました。

そして昨日、学科長の人と会って、話をしました。見た目、強面なんだけど、これまた優しい方で、細かいアドバイスをしてくださいました。言語学者としても有名な方だと聞きました。先生としても素敵だなと思いました。スペイン語の問題があるから、普通より一年余裕を持って進めていく計画です、と話すと、現実的でいい＾＾と言われ、でも今年から授業に入って、スペイン語の授業に慣れていけばいい、もちろん練習としてだからお金は払わなくてもいい（単位ごとにお金を払うシステムなので）、けど、テストを受けて、その点がもしよければ、来年、本格的に授業を受けた時、テストは免除してくれる、と言ってくれました。また、他の学科からも授業が受けれるので、今年は、他の学科である英語学から、英語で受けれる授業を受けようとも考えています。

ちょっとこれから忙しくなりますが、ワクワクしています。頑張って、博士課程を修了しようと思っています。実は日本で、英語学の修士課程を終えて来たのですが、こちらでは、また修士から始めることになります。英語学ではなく、言語学に入る、ということもあると思いますが、それが大きい問題ではないようです。こちらでは修士も博士も一貫しているみたいで、一応最初の２、３年で切れ目はあるので、そこが修士課程、ということになるようなのですが、修士を持っているからその最初の２、３年は飛ばして、次の博士課程の段階から入る、ということは難しいようです。日本の単位をこっちの単位に認証する時間がけっこうかかるようで、単位を認証しても、その間にはもうこっちでの修士課程を終えてしまうことになる、ようです；でも、授業を受けたいし、また勉強し直したいので、私としては、また修士課程から始まっても問題なし★☆です。

そして今日（２９日）、第一日目の授業がありました。外部講師の先生で、最初は、スペイン語でゆっくり説明をしてくださっていましたが、次第に熱が入ってきて、普通のスピードよりも速いくらいのスピードで、説明を始め、大変でした＾＾；資料もあったので、だいたいの内容はわかりましたが、それは、スペイン語がわかったから、というのでは決してなく、今までの知識を元に、という部分がかなり大きかったです；

と、こんな感じで、これからも私の無謀な挑戦は続いていきます．．．。

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