Teteriaの起源

teteriaの起源について書きたいと思います。

我がteteriaは、グラナダの観光スポット、通称アラブストリートの中にあります。

今ではスペインの多くの地域でteteriaを見ることができますが、実は、何を隠そう、初めてteteriaというものを考え、作り出したのは夫の母と叔母です。teteriaというのは、アラブの雰囲気を持つ、お茶をメインにした喫茶店、です。数十年前は、このアラブストリートには何もなく、ただの道でした。そこへ夫の母と叔母が共同経営でteteria第一号店を始め、叔母は自分でブレンドしたお茶も売り始めました。すると、次々とteteriaを始める人達が増え始め、写真のようにアラブやインドのものを売る店も多く見られるようになり、観光客も毎年多く訪れる賑やかなストリートとなりました。オランダ人が始めた、という噂もありますが、それは当時の叔母の彼氏だそうで；実際に始めたのは叔母と義母です。今では、teteriaのイメージはスペインで定着しているので、誰もが普通に知っています。もちろん、作り出したものなので、アラブの国には同じようなタイプの喫茶店はないようです。スペイン、グラナダならではの喫茶店だといえます。

叔母は、このストリート以外の場所でもteteriaを持っていて、もちろんお茶屋さんも経営しています。義母は、一号店を立ち上げてからしばらくして、共同経営ではなく自分の店を持ちました。それが我がTeteria La Orientalです。というわけで、この先駆者達のteteriaを知らずしてteteriaを語るなかれ、というわけなのです☆叔母が売るお茶は今やグラナダのお茶の代名詞とも言えるお茶となり、ほとんどのteteriaで飲むことができ、またお茶屋さんで買うこともできます。それぞれ、『アルハンブラの夢』や『アルバイシン』、『１００１夜』などという素敵な名前がついています。また、この辺りで飲まれている特別なレモネードも、義母と義父が試行錯誤の結果生み出したものですが、今はどこでもそれを目にすることができます。缶入りで製品化されていさえします。特許をとっていれば…；

義母は、中東はもちろん、中国や日本にも興味を持っており、私を知るずっと前からteteriaには日本茶が置かれていました。注文はめったになかったみたいですが；日本の文化にも精通していて、健康にいいものをよく知っています。夫は小さい頃から、本格的な和食ではありませんが、ミソや昆布、醤油を使った料理を食べていたようです。なので幸い、食事で困るようなことはありません。ありがたい☆

Teteria La Oriental、この４月に私たちが来て以来、いろいろと進化を遂げていっています。内装を全て変え、メニューも一新し、システムも変えようとしている所です。もちろん、いいものはそのまま守り続けながら、改善点を見つけて直す、という感じです。まだまだ改革をしていく予定なので、またここで紹介させていただこうと思っています。これからもTeteria La Orientalを暖かく見守っていてくださいね☆☆よろしくお願いします。

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