黄色いユーモア

学校に行く途中、ホテルの前に人だかりができているのを見て、ブログネタを逃すまいと日々過ごしている私のアンテナがビビッと反応したので、道を挟んで反対側からですが、足を止めしばらくその様子を伺っていました。すると、テレビ局のカメラらしきものとマイクを持っている人たちがいて、雰囲気的に、有名な芸能人や俳優がそのホテルに泊まっていて、外に出てくるのを今か今かと待ち構えてるような感じでした。私の周りにも人が集まってきて、みんな同じようにその様子を見守っていました。しかし、しばらく経っても出てきません。もう少し待てば出てくる姿を目撃できたと思うのですが、学校の時間が迫っていたので、断念せざるを得ませんでした。最初は学校よりもこれの方が大切、と元教師あるまじき考えをしていたのですが、その内、学校に行くことを優先しようと考えるようになり（当然ですが）、それでも、有名な俳優さんだったらビッグチャンスを逃すことになるなぁ、となかなかそこから立ち去れない自分がいました。しかし、テレビ局の人たちが持っていた看板を見て、後腐れなく晴れやかな気分でそこを後にすることができました。

その看板には『コメディアンの王』の文字が…。

スペインのコメディアンの王が誰かは全く知りませんが、スペインのコメディーを見れば一目瞭然。コメディアンの王、間違いなくたいしたことないです（バッサリ切っちゃってすみません；）。あくまでも個人的な意見ですが、スペインのコメディーは、お笑いレベルが低い、かな（これまた辛口で失礼します；）。例えば何かおもしろいことを言った後、周りではなく本人が一番、後に言葉が続かないくらい笑ったりして…ほんとに寒い限りです。見ている人を楽しませるんじゃなくて、自分達だけが楽しんでいる感じで。それがまたおもしろければいいんですが、おもしろくない…；対処に困ります。また、こちらでけっこう人気があるテレビ番組は、昔懐かし『風雲たけし城』です（ご存知でない世代の方もいらしゃるかもしれませんが、２０年程前（それ以上？）日本で人気のあったテレビ番組です）。また、『オレたちひょうきん族』のワンシーンも時々テレビで紹介されたりしています。わかりやすい笑いが受けるのかな。ちなみに、『風雲たけし城』のスペインでの番組名は、日本語に直すと『黄色いユーモア』です。人種差別をこれほど堂々と表しているネーミングもないんじゃないかなと思います。また、それを普通に受け止めている人たちがいることにも驚きます。スペインのコメディーよりもそっちの方に可笑しさを感じてしまうのは私だけかな＾＾；

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初☆４０番台

すみません。お礼が言いたかったのでつい；
みなさん、ありがとうございます！
ブログランキングで、私が知る限りで初めて、４０番台に上ることができました。
これもみなさんの暖かい応援とクリックのおかげです☆
ヨーロッパランキングで最初のページに来るのは、これが最初で最後かもしれませんが（弱気？）これからも頑張って更新していきたいと思います。
本当にありがとうございました☆

夫の友達（from England)

今日は夫の友達夫婦がグラナダにやってきました。正確に言うと、スペインのマラガの港です。奥さんがイギリス人で、二人とも現在イギリス在住ですが、旦那さんの方（夫の友達）は、モロッコの出身なので、イギリスから旦那さんの実家に飛んで、そこからスペインまで船で来たようです。私は、マラガの港に行ったのは初めてで、大きな船が着くとモロッコの人たちが大勢出てきて、そこだけまるで異国のようでした。夫の友達夫婦＋２人の子供達（めちゃかわいい☆）と共にグラナダへと向かい、着いたのは夜遅く、ご飯を食べたらすぐ寝る時間になってしまいました。あと、グラナダに着いた時、夜空のあちこちで稲光が走っていて、こっちに来て初めての雷にびっくりし（実は雷は大の苦手です；）かなりビクついてました。半端なく、先がいくつにも枝分かれした大きな稲妻でした。あんなのは初めて見たかも。でもすぐ止まったからホッと一安心。よかった～。

初めて、というと、今日、こっちに来て初めて車の運転をしました。
夫の車が少し（少し？）古いので、夫の母親の車を借りて港まで迎えに行く予定でした。
なので、夫の実家まで夫の車で向かっている途中、いきなりカチっと音がして、夫が「やばい、やばい」と言い初め、そうしている内に車はゆっくりと止まり、動かなくなりました。ただ、ちょうど信号の手前で、赤に変わった所だったので、幸い、不自然に道の真ん中に止まるということはありませんでした。ただその後、とりあえず安全な場所に車を移動させる為、か弱き女性が一人（注：私のことです）、車の後ろを押し、ゆっくりと移動させました。その後、車を止める段階で、ハンドルを操作する人が必要だったので、私がハンドルを握り、夫が後ろから押し、問題のない所へ駐車させました。どうやら、クラッチのケーブルか何かが切れ、チェンジが出来なくなったそうです。私はマニュアルは運転できないので、こっちで車に乗ったことはなかったのですが（こっちの主流はマニュアルです）今日、初☆運転をしてしまいました！…て、それを運転と呼ぶなって？すみません；；しっかりマニュアルも練習し、次こそは本当に、初☆運転！という記事を載せたいと思います。

また、先日の記事で、グラナダの町も物騒になって来ていると書きましたが、正確に言えば、物騒になってきていたけど、最近警察が目を光らせるようになって、以前よりは犯罪は減ってきている、ようです。ただ今日、道端に止めてあったワーゲンの車に、いろんな色のペイントで落書きがされてあるのを見ました。また、パ〇ツが旗のように立てられ、風ではためいていました。ア然としてしまいました。なんてたちの悪い…。極悪犯罪っていうのは減ってきているのかもしれないけど、もっともっと治安をよくして、もっともっと過ごしやすい町にしてほしいな。

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仕事

今日は、開店から閉店までずっと働き続けました。

あれ？いつもは働いてないの？という声が聞こえてきそうですが＾＾；実は普段は、私のスペイン語能力はまだ仕事で使えるほどではないので、テテリアに立つことはほとんどありません。が、今日はちょっと張り切りました。オーダーを取ったり、運んだり、お勘定をしたり。片付けたり。特に土曜日だったのもあって、テテリアは多くのお客さんで溢れ返ってました。なので、立ちっぱなしで、動きっぱなしでした。食事もとらず夜中までずっと働き通しでした。忙しかったです。でも、逆にやることがある方がやりがいがあって、確かに疲れたけど、その疲れを楽しむ余裕がありました。様々なお客様とコミュニケーションがとれること、また、笑顔で帰って行く姿を見ることがとても好きで、私も始終ニコニコ笑顔でした。特に、オーダーを取った時、ただ機械的にオーダーを取るのではなく、メニューについていろいろと質問されたので説明をしたり、お勧めを聞かれたので自分のお勧めを言ってみたりして、お客様との間になんだかいい関係が生まれたこと、また、自分のスペイン語力も上がってきてるなということが確認できたことがとても嬉しく、ニコニコ笑顔がさらに大きな笑顔になっていきました。

また、一日の最後に、夫の母がどこに置いたかも忘れるくらいオーダーがなかった、幻の日本茶（置いているのは玄米茶です）をオーダーした人がいて、一斉にみんな私の方を見て、私しかいないだろう、と言い、自分でもそう思って、お客様用に日本茶を煎れてお出ししました。ただ、日本の看板を背負ってる（背負ってないって？＾＾；）プレッシャーが私の肩に重くのしかかり、丁寧にしすぎて時間をとりすぎたのがまずかったのか、香を出そうと分量を多めにしてしまったのがいけなかったのか（まるで失敗したかのような言い方ですが、その通り…かも；）ちょっぴり濃いお茶に仕上がってしまいました。ただ、お客様には気に入っていただけた（？）ようで、全部飲まれていました。従業員の人もおいしいと言ってくれました（社交辞令かもしれないけど；）。日本代表としての役割（というか、テテリアとしての役割）が果たせたかは疑問ですが、お客様が喜んでいただけたようだったので、ちょっと一安心☆これからはテテリアに立つ機会が多くなってくると思うので、いろいろなものの作り方や分量など正確に覚えて、修行を積んでから、また戦いに臨みたいと思います！

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ひったくり

月曜日のことになりますが、友達と一緒に通りを歩いていると、一台のバイクが私たちの横を通り抜けていきました。若い男の子二人乗りでした。そして、その後を、すごい勢いで走り追いかけていく女性が。そう。ひったくりです。バイクがその女性の横を過ぎた時、後ろに乗っていた男の子が女性のカバンか何かを取って、そのままバイクに乗って逃げていったのです。女性は、「返してー」と猛スピードで走っていき、途中靴を脱ぎ捨てて裸足で追いかけていきました。一瞬の出来事でした。何が起こっているのかわからず、状況を把握するまでに少し時間がかかりました。全てを理解した時にはもうバイクもその女性も遠くまで行ってしまっていました。警察が見つけて捕まえてくれるのを祈ることしかできませんでした。夫によく、道側に面している方にバッグを持たないように、と言われていました。ついつい忘れる時もありましたが、今度からは十分気をつけたいと思います。

最近、グラナダもちょっとだけ物騒になってきているみたいです。髪を金色に染めた子達が町中にいて（普通スペイン人の髪の毛は黒色なので、日本のちびっ子ギャング達＾＾；と同じように、金髪に染めて粋がっている子達がけっこういます）そして、よく警察に捕まっている姿を見かけます。また、よっぱらいの人たちやドラッグをしている人たちなどが警察に捕まっていく姿も目撃ドキュン（古い）したことが。ある日、うちの前の広場に止めてあったベンツの車のサイドミラーを壊している人がいたので、夫が警察に通報しました。警察が来る間、夜遅かったにも関わらず人だかりが。野次馬、ではなく、壊した人に直すように言ったり、非難するようなことを口々に言ったりしてました。でも、警察に電話したと告げると、みんな安心して帰って行きました。しばらくして警察が来ましたが、みんながいなくなってから数分程時間が経っていたにも関わらず、その人はそのままその場に一人で立っていました。どうやら、酔っ払っていたか、ドラッグをしていた為に、自分がしていること、自分の置かれている状況がわかってなかったみたいです。なので、警察到着後すぐに御用、となりました。その後、ベンツの所有者達が帰ってきて、これまたイカツイ感じのお兄ちゃん達で、その内の一人がその人に襲いかかろうとしていて、他のみんなが止めに入る、という場面もありました。

と、いろいろありますが、でも、他の地域と比べると、グラナダはまだまだ平穏な方だと言います。確かに、大きな事件はない気がします。ただ、何に関してもそうですが、何が起こるかはわからないので、注意するに越したことはありません。みなさん、海外でも国内でも、安心しすぎることのないように、気をつけて下さいね。

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